【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第九部  『占領地 サウスフィガロ』 シーン7 利用するものされるもの -There is not God to a domestic animal-
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「きーっ!」

「ああっ!やめてよアンナ!怒らないでえっ!」

若い女性が、ほうほうのていで逃げ回る男に向って目を充血させながら大きな飾り皿を構えた。

「ギ、ギルバート!あ、あなたって人はっ!よりにもよって帝国軍に協力するなんて!」

「し、仕方なかったんだ!そ、それに家族の安全は・・・きゃあああああっ!」

ギルバートと呼ばれた金髪の美青年はそう目に涙を浮かべながら悲鳴を上げた、女性が皿を投げつけてきたのである。

「お屋敷を奪われてなにが家族の安全ですか!あ、あなたはダムシアン家の恥ですっ!」

「そ、そんなあ、アンナゆるし、ひっ!」

風を切って飛んできた彫像をぎりぎりでギルバートが避ける。

「ごめんよう、ごめんようアンナァ・・・」

ソファーの陰に隠れたギルバートが謝りながら震えているのを見てアンナは、ヒステリックに叫んで床に手に持っていた食器を叩きつけた。

「こんな事なら、お父様の言う事を、聞いておくべきだった・・・・」

そう言って涙目で暖炉の上の写真立ての老人を仰ぐ。

「この人がこんな腰抜けだったなんてえええっ!きいーーーーーっ!」

そう足元に向けて怒鳴ると、再びギルバートに皿を投げ始めた。

「ひええええっ!」

ギルバートが逃げ回るその足元には止めに入ったと思われる帝国兵が血だらけで倒れている。

その数5名。

ギイ・・・と二人が暴れていた部屋の扉が開いて、顔に縦線を入れた赤毛と禿頭が顔を出した。

「・・・・家庭崩壊の危機だぞ、と」

「・・・・その前に軍が崩壊する」

レノとルードがそう言って頭を引っ込め、扉の外に座った。

「・・・どうする、と?」

「どうする、って・・・・やっぱりどうにかしないといけないのか?」

「仕方ないだろ、と、会議してる隣で今みたいのがはじまったら話し合いどころじゃねえぞ、と」

「下級兵士といえども一応訓練を受けてる連中があの様だぞ・・・」

「やらないわけにはいかねえだろ、と」

「うんうん」

二人の間で帝国兵が肯いた。

「既婚者は大変だなあ・・・」

レノが怪訝な顔でその帝国兵を見た。

「・・・おまえだれだ、と」

「うっ、え、あ、いえ、自分はラック下級兵であります」

そう言って軽く敬礼する。

「なにか、お手伝いできればと、思いまして、その・・・」

「そんなこと言って、おまえ自分のしご・・・」

「殺してやるううううううううううううっ!」

「ひええええええええええええええっ!」

レノが扉の中の悲鳴を聞いて頭を掻いて立ち上がった。

「まあ、いいぞ、と、今は猫の手でも借りたいところだ、と」

「まずは、あのご夫人を止めよう、軍を全滅させられないうちに」

ルードが手袋をはめなおしてサングラスの位置を直した。

3人は一斉に部屋の中に足を踏み入れた。


「・・・何か御用でありますか?アルガス上級兵殿」

帝国兵はそう険しい表情でセリスの前に立った。

「面会は禁じられているはずでありますが・・・」

「ああ、お前いいからさ、な、ほら、やっぱりいただろ?」

男は薄ら笑いを浮かべて繋がれたセリスを指差した。

「ちょ、ちょっと、一体、あなた方・・・」

「うるせえなあ・・・」

そう言ってアルガスと呼ばれた男が指を鳴らすと左右の帝国兵が彼に詰め寄った。

「・・・な、なにを」

「ルゲイエ様には許可を貰ってるんだよ、裏切り者をお仕置きしろってさ、なんならお前も混ざる?」

そう言いながらにやりとした。

「ど、どういうっ!」

「いやほら」

若い帝国兵はずかずかとセリスのほうへと歩いていく。

「・・・そういうこと言わせるなって、恥ずかしいだろ?それにさ釈放されてもまさか下級兵士にレイプされたなんて、口が裂けても言えないだろ?」

あ、言っちゃった、とアルガスがいたずらっぽく舌を出した。

「じょ、冗談はやめてください!そんなことしてゆるされると・・・うわあっ!」

帝国兵の一人がセリスを庇おうと一歩踏み出した彼の顔面をぶん殴った。

たまらず倒れた彼を蹴ったり踏みつけたりして、痛めつける。

「やめろっ!」

たまらずセリスが叫ぶ、アルガスはそれを聞いて手を上げた。

「やめろってさ」

言われて二人の帝国兵が動きを止める、その足元で傷だらけになった帝国兵が力なく蹲った。

その腰のベルトから鍵の束を取り外すとアルガスに向って放る。

「すいませんね、あいつら魔導を注入されてから乱暴になっちゃって」

アルガスは鍵の束を受け取って屈託ない笑い声を上げた。

セリスが眉根にますます皺を寄せてぎりっと歯軋りをした。

「ルゲイエに許可を得たといったな・・・」

「あ、そうそう、そうなんですよ、なんでも弱みを握りたいんだそうでして」

セリスの言葉にアルガスは軽く返した。

「僕らは楽しめるし、ルゲイエ様も得するし、一石二鳥でしょ?あ、セリス様も楽しめるから三鳥かなあ?」

「どこまでも・・・っ!」

セリスが立ち上がろうと体を捻るが魔封じの枷はびくともしない、それどころか磨り減った体力でそれ
だけの動きをしただけでめまいを覚える。

「ああ、よかった、魔法使われたりしたらやばいんでしてね・・・」

「貴様・・・誇りは無いのか、そんなことをして・・・」

「ありますよ」

アルガスはそう言ってにやあっと笑う。

「ここでセリス様の弱みを握って、ルゲイエ様に借りを作っておくのは後々のためになると思いませんか?何と言ってもお二人ともエリート中のエリートですし、下級貴族の出の俺としては上層部につながりを持っておくのは大いにプラスですから」

若い帝国兵はそういいながらセリスの前に座り込んだ。

「それにね、お宅の可愛い部下さんに俺チョット恨みがあるんですよね・・・」

そう言って彼がメットを外す。

その顔面には大きく靴の痕が張り付いていた。

「部下の恨みは上司で晴らすってね、なかなか男らしいでしょう?」

セリスはアルガスの顔を睨み付けた。





続く
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