【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第九部  『占領地 サウスフィガロ』 シーン11 彼等の選択 -The loyalty-
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「ふんっ!」

ルードの格闘用グローブを嵌めた拳が振り下ろされる。

セリスがそれをぎりぎりで避けて、空振りした拳が床に突き立つ。

床が巨大な柱でも突き立ったかのように粉々に砕け散った。

凄まじい破壊力にセリスが思わず呻く。

「お前は化け物か!?」

「不器用なんでね、魔法が肌に合わん」

風切る拳、直拳曲拳織り交ぜての拳撃をセリスは何とかかわす。

「・・・ふっ!」

渾身の聖拳突き、渦巻く拳風が頬を掠めた。



「ひゅうっ♪」

口笛交じりにレノが蹴りを繰り出す。

体を屈めてそれを避けたロックの頭の上から電撃を帯びた警棒が振り下ろされる。

「ほっ!」

アゴを仰け反らせて後転してそれを避ける。

そのまま一回転して掌で地面を掴み、追い討ちを掛けてきたレノの頭上を飛び越え背後に回りこむ。

ロックの回し蹴りをレノの蹴りが打ち落とす。

「なかなかやるな、と!」

「おまえはそうでもねえな!」

「素直じゃないな、と!」

レノはそう言って横凪に電撃警棒を思いっきり振りぬいた。

ロックがそれをぎりぎりで避ける、が。

突然の衝撃にはじけるように背後に吹き飛ぶ。

「らああああああああああああっ!」

尻餅をついたロックにレノが追い討ちを掛ける、ロックは慌ててしびれの残る体で背後に飛びのいて避けきった。

「く・・・・か、掠めるだけでも、だ、駄目なのかよ・・・」

ぴりぴりする唇を舐めてロックが冷や汗を流しながら苦笑する。

「厄介だな・・・」



セリスがルードの顔面に水面蹴りを叩きつける、ルードは呻いて後ろに退くが割れたのはサングラスだけだ。

「くっ、鉄ででも出来てるのか貴様!」

ルードはにやっと笑って割れたサングラスを取り替え再び突進した。

「うらあっ!」

すさまじい拳圧の鉄拳を連続して繰り出してくる。

「!」

その鉄拳を避けきれず交差した腕でガードする。

突き抜ける衝撃に思わず呻く、くたびれきった膝の神経ががくがくと震えた。

「大人しくなっていただく!」

体制を崩したセリスにルードが続けざまに拳を振りかぶった。

(避けきれん!)

セリスが唇をかみ締めた。

だが。

「ぐうっ!?」

ルードがそのままの格好で前のめりにふらつく、セリスが慌てて飛びのいた。

「!?」

ルードの拳に黒いナイフのような物が突き刺さっていた。

「これは!?」

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

その脇を物凄いスピードで飛んでいく何か、ルードは突然の事に一瞬混乱した。

「!?」

「どおおおおおおおおおおおおおおおおおっせいっ!」

声に一気に振り返る、背後から物凄い勢いで突進してきた巨体の影がルードに向って体当たりを食らわせた。

ルードがたまらず、廊下を吹っ飛ぶ。

その向こうでレノが何かに当たって悲鳴を上げた。

セリスは目の前に立った人影を見て、目を見張った。

「・・・・お前」

頭から樽をかぶり、丈の長い漆黒のローブに身を包んだ大男はセリスを見下ろして、頷いた。

「ご無事でしたか、ん、あー、名も知らぬ人よ」

「いや、お前アック・・・」

「わーっ!」

慌ててつづけようとするセリスを止める。

「わ、私はアックスなどという名前ではない、名も無き樽男だ」

「自分で言ってるじゃないか・・・」

「う、とにかく私は樽男、義によってこの名も知らぬ人に助太刀する!」

アックス・・・じゃなくて、樽男はそう言って、拳を握って、立ち上がったルードに向き合った。

「行ってください、ここは我々が」

「我々・・・?」

セリスははっとして背後を振り返った。



「あいたたたたたた・・・」

レノが頭をさすりながら立ち上がった。

「・・・・すげえ痛てえぞ、と」

「うううう、もう二度とこんな役やら無いからね!」

「ああ、判った判った」

そう言って肩を叩きあったのは二人。

背の高い男と小さい、子供くらいの背の高さの男。

二人はそれぞれ頭に壷と宝箱を被ってローブを着ている。

「俺は名も無き壷男!」

「僕は名も無き宝箱男!」

      します!』

『助太刀

      するぜ!』

ロックが見得を切る二人のその後ろで目を瞬かせた。

「・・・あ、あの、どち・・・」

「うるせえよ!」

「てめえしゃべんじゃねえーっ!」

二人の被り物男がロックを睨んでそう怒鳴る。

「こっち見んな!」

「死んじゃえ!」

「ええっ!?なんでこんなに嫌われてるの!?」

と、駆けてきたセリスがロックの耳をつまんで引っ張った。

「あたたたたたたっ!」

「行くぞ!ここは彼等に任せる!」

「い、いや、お前何!?こんな変な奴らと知り合いなの?」

「お前って、てめえ!次ぎ言ったらその口十字に裂くぞ!」

「なれなれしく触られてんじゃねーっ!!」

宝箱男と壷男が怒鳴る。

レノはそれを見て頭を掻いた。

「・・・なんだかわけがわからねえけど、行かせねえぞ、とっ!」

レノが警棒片手につっこんでくるのを壷男が両手に構えたダガーで弾き返した。

「!?」

「てめえの相手は俺がする!宝箱男!後は頼むぞ!」

「気をつけて壷男!」

宝箱男を先頭に三人がレノの脇を奥の扉へと走り抜けていく。

レノが舌打ちをして回り込もうとするのを、壷男のダガーの連続斬りが阻んだ。

「邪魔だてめえ!」

「うるせえ!邪魔してんだよおっ!」

電撃を発生させた電磁警棒をすばやい身のこなしで避けセリスたちを庇うように回り込んだ。

「行かせねえぞ!絶対!」

ルードとがっぷり四つで組んだ樽男が、おうっ!と怒鳴った。

「行かせるものかっ!」

「早く!あの二人なら大丈夫!」

宝箱男がそう言ってドアを開ける。

セリスはその手前で振り返って叫んだ。

「・・・・っ、ダっ・・・樽男!壷男!」

二人は相対する相手と目を逸らさず背中でそれを聞いた。

「・・・っ、すまない!」

二人は振り返らなかった。

ただ片手の親指を立てた。

セリスはそれを見て、少し寂しそうに微笑し、ドアに消えた。

「お前ら・・・あの将軍の部下だな、と?」

「・・・どうなるか、判っているのか?」

レノとルードの言葉に壷男と樽男は顔を見合わせてにやりと笑った(様な気がした)。

「さて?」

「どうなるんだか?」

そう言い合った彼等のローブの下から。

ごろごろと無数の小さなボールが転がり出た。

「!?」

「しまった!」

次の瞬間、狭い廊下が真っ白な煙に覆われた。



続く
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