【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第九部  『占領地 サウスフィガロ』 シーン19  vsルビカンテ~Pursuit~
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「お!やっと見えてきた!」

ロックがそう言って前方を指差した。

山間の中にぽっかりと口を開けた黒い空間、その前には「DANGER」という立て看板がしてある。

「サウスフィガロ洞窟だ!」

「あそこからナルシェへ、か・・・」

セリスはくり返して眉に皺を寄せた。

「・・・腹は、括った」

「おいおい、硬くなるなって、皆悪い奴らじゃな・・・」

振り返ったロックが一瞬目を細め、そして大きく目を見開いた。

「やべっ!」

風を切りながら後方から飛んでくる無数の物体。

小型の魔導ミサイルが二人の頭上から降り注いだ。

「これは!あっ!きゃあっ!」

ロックはセリスを抱え上げ、肩に乗せると地面を蹴った。

背後で爆発、爆風に吹っ飛ばされたロックは悲鳴を上げながらも華麗に地面に着地した。

「だ、だから下ろせと!」

「そんな暇はない!」

ロックが怒鳴って大きく跳躍する、その足元で爆発が巻き起こった。

「お前後ろに目でも付いてるのか!?」

「さあな!勘だ、よっ!!」

草原の土を粉々に砕き焼きながらミサイルは激しく爆発する。

そしてその爆炎の中を真紅の機械が駆け抜ける。

「まあてえええええええええええええええええええいっ!」

コックピットで咆哮するルビカンテ、ロックはそれを見て立ち止まった。

「やっぱりあいつか!しつっこいんだあああああああああああっ!」

そう言ってポケットの中から色とりどりのボールを取り出して地面に叩きつけた。

「よおっ!」

弾ける色彩のボール、すごい勢いで跳躍してルビカンテに向けて跳んでいく。

「!?」

ボールがリクイドフレイムにぶつかって強い音を立てる、まるで地を跳ねる流星である。

まるで生き物のように執拗にリクイドフレイムの機体を滅多打ちにするボールの群れ。

「おおっ!すっげえぜエドガー!これは商品化決定!」

ガッツポーズをするロックをセリスが恫喝する。

「まだだっ!馬鹿者!」

「ん?」

「うおおおおおおおおおっ!」

ルビカンテが咆哮し片手を上空に翳した。

リクイドフレイムが纏っていた赤い光、フレアマントが膨張する。



「『火燕流』!」


瞬間、膨張していたフレアマントが破裂した。

跳ね続けていたボールが一瞬で蒸発し赤い火炎が草原を嘗め尽くす。

一瞬で漆黒に染まっていく草原、セリスがロックの腕をすり抜けてその前に立ちふさがる。

「セリス!」

「舐めるなといったぞ!」

そう怒鳴って腰の剣を抜き放った。

「魔封剣!」

セリスの剣に火炎が吸収され、魔法の力がセリスの周りで激しく緑色の渦を巻く。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

セリスが喉を震わせて咆哮を上げる、凄まじい量の魔力がセリスの華奢な体に吸い込まれていく。

火炎の奔流が止む、セリスはその場に膝を着いた。

「ぐうっ・・・」

「セリス!」

ロックが慌てて助け起こす。

「機械で増幅された火炎の力・・・いかがかな?」

二人の前に立つリクイドフレイム。

ルビカンテがコックピットで立ち上がり、ロックを見下ろす。

「貴様か、ふざけた真似をしたのは」

「へへん、大真面目だぜ俺は」

そう言ってロックが立ち上がる。

「目的のためには手段は選ばない!それが俺のやり方なんでね!」

「ふっ・・・ならばこの状況を覆してみるがいい」

ルビカンテがそう言って足でレバーを踏みつけた。

リクイドフレイムの腕が二人の前で持ち上がり、その甲で火炎放射器が不気味に唸りを上げる。

「さあ!やってみよ!」

「・・・・」

ロックは無言でルビカンテを睨み、そしてにやっと笑った。

「やってやろうじゃねえか・・・」

「なに?」

「『岩砕き・骸崩す・地に潜む者たち・集いて赤き炎となれ・・・・』」

ロックは口早にそう唱えるとルビカンテに掌を向けた。

セリスとルビカンテが目を見開く。

まごうことなき魔法の詠唱である、それもファイアの詠唱。

魔法技術を開発した帝国の中でも使えるものが限られる魔法をこの男が使おうとしている。

自らの得意魔法であったことも手伝ってルビカンテは一瞬目を見張りロックの動きに目を奪われた。

それで十分であった。

ロックは一気に地面を蹴って跳躍した、リクイドフレイムの持ち上がった腕に取り付いてさらに跳躍。

「!」

ルビカンテが気が付いた時にはロックはコックピットの縁に取り付いていた。

「なーんちゃって」

いたずらっぽく笑う、ルビカンテがそれが策略だと気が付くまでにたっぷり一秒。

「き、貴様!」

叫んでルビカンテが片手を突き出す。

だがルビカンテが動くよりも早くロックがルビカンテに体当たりを食らわせてコックピットから突き落とす。

「うがあっ!」

地面に叩きつけられるルビカンテ、ロックはコックピットに座るとリクイドフレイムを起動させた。

「おっしゃあ!」

唸りを上げながら腕を振り上げたリクイドフレイムをみてルビカンテは目を丸くした。

「馬鹿な!なぜ魔導アーマーを!」

「流離のトレジャーハンター、ロック・コールに不可能はないっ!」

そう言ってリクイドフレイムの掌を、ルビカンテに叩きつけた。

「ぐおがっ!」

必死に地面に踏ん張りその巨大な掌を押さえるルビカンテ。

「ぬ、ぬおおおおおおおおおっ、まけるかああああああっ!」

滝のような汗を掻きながら歯を食いしばって必死に重量に耐えるルビカンテの背後にセリスが立った。

「・・・ルビカンテ」

「ふ・・・ふぐうううっ」

ルビカンテはもう無駄とは思いつつもそれでもその場を動けずに鼻から息を吐き出した。

「・・・すまんな」

そう言ってセリスはその背中を蹴っ飛ばした。

「だはあああああああっ!」

バランスを崩してそのまま、なすすべも無く掌に潰されるルビカンテ。

ロックはそれを見てコックピットの計器をめちゃくちゃに蹴り壊しそれから背中についていたエネルギー伝達用のケーブルをダガーでメッタメタに切り裂き、さらに予備タンクに穴を開けて中のガソリンを抜く。

「ん、まあ、こんなもんだろ」

ロックは鉄の塊と化した魔導アーマーを見上げてふう、と息をつき、憮然とした表情のセリスに笑顔を向けた。

「一丁上がり」

「うおのれええええええっ」

ルビカンテが身もだえしながら怒鳴り散らした、どうやら潰れてはいないらしい。

「こ、この俺が!このルビカンテが、こんな、こんな無様な負け方をおおおおおおっ!」

ロックがケケケケ、と笑う。

「負け惜しみはみっともないぜ?」

「く、くうううううううううっ!セリス将軍!」

呼ばれてセリスが顔を上げる。

「なんだ・・・」

「恥ずかしくないのか!こんなせ、せこい戦い方をして!!」

「・・・・・・・・」

セリスは暫く瞑目し、そしてルビカンテに顔を向けて、肩をすくめた。

「別に」

「べ、べつ・・・」

「じゃあなルビカンテ、縁があったらまた会おうぜ」

ロックは鼻歌を歌いながら悠然と歩き出した、セリスはそんな彼をバスタードソードを片手に見つめてフッと皮肉っぽく笑った。

「油断して、あいつのアホみたいな策に引っかかった貴殿の敗因だよ」

二人が歩いて洞窟に入っていくのをルビカンテは忸怩たる思いで見つめていたが、不意に口の中の泥を地面に吐き出し、吼えた。

「おおおおおおおお、おのれええええっ、おのれロック・コォォォルゥゥゥゥゥッ、忘れぬ!その名忘れぬぞおおおおおおっ!ぺっぺっ」

ルビカンテはその目に涙さえ溜めながら叫び、そして圧し掛かった魔導アーマーの腕を持ち上げようとして憎悪のうめき声を上げた。

「くそおおおおおおおおおおっ!おもいいいいいいいいいいいいっ!」



続く
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テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学


















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