【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第九部  『占領地 サウスフィガロ』 シーン22  セリスとルゲイエ ~The fight of the woman!~
FC2ブログ


Recent entries

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



「る、ルビカンテ様・・・」

ディグアーマーが、動かないリクイドフレイムの前で動きをとめコックピットからルゲイエが顔を出した。

「り、リクイドフレイムが・・・」

「酷いタマー!」

「壊れちゃってるタマー!」

「直すの大変タマ・・・」

ルゲイエは視線を泳がせカシカシと手の甲を噛み、一緒に出てきたオニオン三体が悲痛な悲鳴を上げる。

「あたしの・・・あたしのリクイドフレイムが・・・・」

コックピットに座り込んだルゲイエが無言で手早く脇のスイッチを入れていく。

「る・・・ルゲイエタマ・・・」

ヒヒヒヒ、とルゲイエが笑った。

「ルビカンテ様の仇・・・・どうだい、随分と聞こえのいい言い訳だと思わないかい?」

「悪女タマー、ルゲイエタマー」

「性格悪いタマー」

「リクイドフレイムに乗ったルビカンテ様がやられちゃったタマ?」

リークがルビカンテの一段下に設置された小さなコックピットの中で背後のルゲイエを振り返った。

「ディグアーマーは大きいけどスペック的にはリクイドフレイムに劣るタマ、大丈夫ですタマか?」

「ふん!やりようだよ、や・り・よ・う!ディグアーマーのドリルは何のためについてんだい!?」

そう言ってこめかみを指でとんとんと叩く。

「地下戦闘なら負けないタマ!」

「さっさと終わらせて他の魔導アーマーを修理するタマ」

「よし!いくよあんた達!ディグアーマー再発進!」

ディグアーマーのエンジンが咆哮を上げた。

おもむろに持ち上げた左腕のドリルを地面に突き立てる。

舞い散る土砂、ディグアーマーの巨体が地面にずぶずぶとあっという間に潜航する。

そして、その土砂の嵐でリクイドフレイムと一緒に首だけ残して完全に土に埋まったルビカンテは。

「・・・・殺してやる・・・」

決意を固めていた。



ひたひた・・・。

ひたた・・・。

暗い洞窟の中を二人が進む。

ファイアの光を掲げているセリスを先頭にロックが進む形で慎重に歩を進めている。

ふいにロックが口を開いた。

「あのさあ、セリス」

「な、なんだっ!」

前を歩いていたセリスが血相を変えロックの声に凄まじい勢いで剣を抜き放った。

「なんだ!なにがでた!モンスターか!?モンスターだな!?モンスターだよな!?他のか!?まさかそんなことは絶対にありえないと思うが他の物じゃないよな!」

「い、いや・・・何も出てないけど・・・」

剣の切っ先を突きつけられたロックが両手を小さく挙げながら顔を引きつらせた。

セリスはそれを聞いて、そ、そうか、と剣を収めた。

「な、ならいいんだ・・・」

「なあ・・・」

ロックはそう言って頬を掻いた。

「暗い道が怖いなら、俺が前歩こうか?」

「ば、馬鹿なことを言うな!」

そう言ってロックに詰め寄る。

「だ、誰が怖いものか!私を誰だと思っている!」

「セリスだろ?」

セリスはその言葉に喉を詰まらせロックが首をかしげる。

「ただのセリスだ」

「・・・・・・・・・そ、それは」

「だって帝国抜けたから将軍じゃないし、帝国兵でもないだろ?じゃあ、やっぱりセリスはセリスだよ」

ロックはそう言って空中のファイアを指差した。

「これ、浮かぶ場所は変えられるんだろ?」

「あ・・・ああ・・・」

「俺が前を歩こう」

そう言ってロックは頭のバンダナを外すと手早く一端を腰のベルトに結わえ付け、もう一方の端をセリスに渡した。

「これ持ってろよ」

「な、なんでだよ・・・」

「はぐれたら危ないだろ」

そう言ってウィンクをする。

「それとも手つなぐ?」

「ばっ・・・」

「おお、こええ、こええ」

思わず赤面したセリスは肩をすくめるロックに向けて振り上げた拳を下ろして息をついた。

「では、紳士殿の心配りに甘えよう・・・実は暗いところは好きじゃない」

「オーケー、バッチリエスコートしてやるぜ」

セリスはそのバンダナの端っこを持ってロックの後ろをついていく。

(・・・私の歩幅に合わせてくれているんだな)

先ほどまでは気が付かなかったが、ロックはセリスの歩調に合わせて歩くようにしているようだった。

離れぬように、かといって、歩きにくいほど距離をつめぬように、微妙に歩幅を調整しながら歩いている。

(なかなかの紳士ぶりというわけか)

そう思ってセリスは先ほどのセリフを反芻した。



「ただのセリスだろう?」



そうかもしれない、とセリスは思う。

幼い頃からセリスは軍人として育てられた、自分もそのつもりで生きてきた。

だが、今。

軍人というその肩書きを失った、今。

軍人である事しか自分を知らない自分はもうただのセリスなのかもしれない。

そう思えば心に乗っかっていた重石が少し減るような気がする、軍人としてではなく、セリスとして行動するのは、今の自分には難しい事だろうけれど。

「少しずつ・・・やっていけばいいのか・・・・」

「なんかいったか?」

振り返ったロックに、セリスはふっといつものすこし皮肉っぽい笑顔を向けた。

「なんでもないよ」

「そか」

ロックがそう言って肩をすくめた。

その瞬間。


洞窟が轟音を上げて揺れた、そして聞こえる甲高い笑い声。

「うわっ・・・なんだなんだあっ!?」

『ひーーーーーーっ!ひひひひひひひいっ!』

ロックが眉間に皺を寄せてダガーを構える。

「敵?帝国か?」

「ああ・・・・」

セリスはそう言って腰のバスタードソードを抜く。

「そのようだ・・・」

「知り合いか?」

「残念な事に、いや・・・幸いにもと言おうか・・・」

セリスの声音にどこか冷たいものを感じてロックが顔を引きつらせた。

「・・・・せ、セリス?」

「そうだな、お前にはまだ礼もしていなかったな」

岩盤が崩れ落ちる、崩落してきた岩の間から、それは姿を現した。

紺の頑強なボディー。

巨大な両腕に輝くのはゴツイドリル。

そして機体の前方で輝く赤い双眸。

『ひーーーーーーーーっひひひひひひいっ!みいつけたあ!セリスッちゃあああああん!』

「ゆくぞ!ルゲイエ!私にした仕打ちの代償、受けてもらう!」

セリスの瞳に炎が燃え上がった。

置いてけぼりのロックはううむ、と唸って手持ち無沙汰に周りを見回し、頭を掻きおもむろに。

「じ、次回に続く・・・」

と、言った。


続く
スポンサーサイト

テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学


















管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2018 FINAL FANTASY Ⅵ -IF-, All rights reserved.




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。