【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第四部 城下町サウスフィガロ シーン3 激突サウスフィガロ ~charge bugle~
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ティナ達が出立してから、一日が経過したサウスフィガロ。
 
その前門といくつかの水門は硬く閉ざされていた。
 
元は小さな港町だったサウスフィガロだったが、72年前に起きた大惨事・フィガロ城潜行失敗に伴い一時的に仮の王宮を今で言う北の屋敷に移した際、当時の国王やまだ幼かったアレフ皇子(後のエドガー、マッシュの父)を守るためにと民衆が自主的に町の外壁を硬固な物にしたのである。
 
当時まだ少年騎士であったガーラによれば。
 
「実験で多数の死者を出した国王陛下は責任を感じそれはもう落ち込んでおられましてなあ、王を思う民の気持ちにどれほど感激されたか、巌のような顔に感動の涙を流していたことをこのガーラ、忘れられませぬ。
 
もちろんそれまでも治世を納めてきた陛下でしたがそれ以来富に民衆の憂いをなくすことに尽力されました、ですから良いですかエドガー様、エドガー様も女子衆ばかり口説いているのではなく・・・殿下!聞いておられるのですか!?」
 
との事である。
 
 
「ゼザ隊長!住民の避難及び戦闘準備が完了いたしました!敵勢力は現在サウスフィガロより2時の方向にある林の中で待機しております!」
 
そう言って緑と赤のコントラストが目に鮮やかな軍服を着たフィガロ兵が敬礼した。
 
「うむ!」
 
肯いて、立ち上がったのは長身痩躯、腰に挿したほかの者達の物より少し長いサーベル、背中にしょったエドガーが扱うものより大きなオートボウガンそして鼻の下の横にぴんと張った口ひげをなでるその兵士と同じ格好をした中年の男。
 
フィガロ城を守護する守護騎兵隊の3つの隊を指揮する軍隊長、ゼザ・デイブレイクである。
 
彼は背中に手を回しながらくるりと指で宙をかき混ぜた。
 
「うむううううううううむ!」
 
そう唸って、高い鷲鼻を軽くはじいた。
 
「よろしい!我輩も直ちに出陣する、兵士諸君は中央広場に集合してくれたまえ!復唱せよ!」
 
「兵士は中央広場に集合いたします!」
 
「ううううううううむ!」
 
ゼザは大きく肯いて腕を組んだままびっと音が立つような勢いで虚空をを上目遣いで睨んだ。
 
「くるなら来るが良い常勝将軍!人呼んで砂漠の血風、このゼザ・デイブレイクが跡形もなく退治してやろう!」
 
兵士は真顔のまま、ううむ、と唸った。
 
「実力はある方で、人柄もいいんだが」
 
「む、こっちの角度のほうがいいか?このゼザ・デイブレイクがっ!」
 
「不安だ・・・」
 
 
そのサウスフィガロより少し離れた林の中。
 
10機程の魔導アーマーと数十名の帝国兵が整列し、その中で白くペイントされた魔導アーマーに跨った男がなにやら怒鳴っていた。
 
「よおおしおまえらあっ!」
 
機械油でできた染みだらけの帝国軍の鎧を着込んだ中年の男。
 
腰に差すのは軍刀ならぬドライバーなどの工具。
 
油っぽい顔と無精髭でただでさえ暑苦しい顔がさらに目に染みる。
 
「いいかあっ、お前らはこのバルナバ様の言うとおりに突撃しろおっ、なあにフィガロ城はケフカ様のおかげで砂の中!相手はせいぜい町の自警団程度の勢力、魔導アーマーのある俺たちに負ける道理はねえ!」
 
と、いってガッハッハ、と笑う。
 
だが、その前にいる兵士たちの顔色は優れない。
 
一人の二等兵が隣の同僚の脇をつついた。
 
「・・・なあ」
 
「・・・・あ?」
 
「バルナバ隊長やけに元気いいけど、セリス将軍は?」
 
「・・・別行動だってよ、さっき会誌が回ってきた」
 
そう言ってそっと後ろから薄い冊子を取り出して見せた。
 
「アックス曹長とダガーとウィップが一緒についてったって」
 
「またあいつらかよ・・・ちぇっ、えこひいきだろ」
 
「じゃあお前アックス曹長やダガーとタイマンはれるかよ」
 
「・・・ウィップだったら」
 
「あいつまだ13だぞ、それにボウガンもたせたら普通にかなわねえし、あいつ確か狩人の息子だろ」
 
「・・・」
 
「フォッグ様とミスト様がケフカの野郎についてったから、セリス様が信用できる部下っつったら付き合いの古いあいつらしかいないだろ」
 
「お、俺だってセリス様のためなら命いらねえよ」
 
「無理すんなよ・・・」
 
「そこおおっ!なに無駄口たたいとるかあっ!」
 
バルナバの怒鳴り声に二人の兵士が首をすくめたとき、その隣でサウスフィガロを双眼鏡で覗いていた一人が声を上げた。
 
「隊長殿!サウスフィガロより敵軍らしき影が!」
 
「おお!よしお前らアーマーに搭乗しろいっ!」
 
「隊長!」
 
「砂漠の田舎者共に目に物見せてやれい!」
 
「隊長!」
 
「なんだようるさいぞ、俺がかっこよく決めておるのだから静かにせい」
 
「騎兵隊です」
 
「あ?」
 
「階級賞などからフィガロ城の精鋭部隊『砂漠狼』と思われます」
 
「なぬう!?」
 
バルナバは悲鳴を上げて兵士から双眼鏡を取り上げて覗き込んだ。
 
黄色い羽毛を鎧に包んだチョコボとそれに跨る勇壮な騎士たち、ゼザ率いる騎兵隊である。
 
「な、なんでだ!フィガロ城は砂の中のはずだぞ!どうしてこいつらが・・・」
 
「敵軍接近!衝突まで5分42秒!」
 
バルナバはうぬぬぬっ、と呻いてそれから半ばやけくそ気味に兵士たちを怒鳴りつけた。
 
「ええいっ!なにをぐずぐずしとるかっ!魔導兵全員搭乗!直ちに戦闘体制に入れいっ!」
 
兵士達があわただしく魔導アーマに乗り込む
 
「魔導アーマーエンジン始動後直ちに起動!歩兵全員突撃いいいいいいっ!」
 
サウスフィガロの高原に兵士たちの(帝国軍は少しやけくそだが)鬨の声が鳴り響いた。
 
 
続く
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