【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第四部 城下町サウスフィガロ シーン7  潰殺機械 ディグアーマー ~madness scientist~
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サウスフィガロから火の手が上がった。
 
ゼザが歩兵をオートボウガンで撃ちぬきながら起こった異変に動きを止める。
 
「どうなっている!」
 
「敵がサウスフィガロに攻め込みました!このままでは持ちこたえられません!」
 
「くっ、こんなに早くかっ・・・!」
 
「早くおもど・・・・っ」
 
次の瞬間伝令兵士の体が、乗っていたチョコボごと赤い閃光に飲み込まれ消失した。
 
「・・・・くっ!」
 
白い魔導アーマーが地面を踏みしめる。
 
「てめえの相手は・・・・っ!」
 
甲高い回転音。
 
「サーゲイトッ!」
 
「クアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
 
ゼザの跨るチョコボが勢い良く大地を蹴り、上空に飛び上がる。
 
「この俺だろうがああああああああああああっ!」
 
バルナバ操る魔導アーマーの巨大な回転のこぎりが地面にめり込み、土砂を弾丸のように撒き散らす。
 
帝国の歩兵たちがそれに巻き込まれて悲鳴を上げる。
 
ゼザはチッと舌打ちをして舞う地煙のなか大きなオートボウガンをバルナバに向ける。
 
「貴様正気か!部下を・・・!」
 
「正気い?何だよ正気って!フガハハハハハハハハハハハッ!
 
「くっ、邪魔だ!どけ!」
 
ゼザのオートボウガンから発射される銀色の矢。
 
ゼザのオートボウガンは連射性を犠牲にして威力と貫通力を高めた『パワーカスタム』である、直撃すれば魔導アーマーでも無事では済まない。
 
だが、バルナバはそれをクローでではじき返すと、そのままゼザに向けて回転のこぎりをぶんまわした。
 
「なんて奴だっ!」
 
「フンガーーーーハハハハハハハハハハハハッ!」
 
爆笑しながらまるで自分の手足のように魔導アーマーを操るバルナバ、機動力で勝るゼザのチョコボ・サーゲイトすら、それを避けるだけで精一杯である。
 
「くたばれ!」
 
魔導アーマの胸ハッチが大きく口を開ける、そこから飛び出す二本のミサイル。
 
「くたばるのはああああああああああああっ!」
 
ゼザはサーベルを抜き放ちサーゲイトの腹に思い切り蹴りを入れる。
 
身を屈めてミサイルの間を一気にすり抜けたサーゲイトからゼザが鞍を蹴って上空に飛び上がった。
 
「貴様だっ!」
 
頭の上に構えたサーベルがバルナバの頭に振り下ろされる。
 
だがその前にバルナバが右腕を胸の高さまで持ち上げてゼザに向けた。
 
「ロケットパーーーーーンチッ!」
 
言うが早いか、バルナバの手首がゴキン、と腕から外れる。
 
飛び出したバルナバの拳がゼザの腹部にめきりと音を立てながらめり込んだ。
 
「ん・・・・・な・・・・・っ?」
 
たまらず地面に叩きつけられるゼザ、バルナバは、それを見下ろしながら爆笑した。
 
「ぐあっはっはっはっはっはあああっ!どうだみたか!おどろいたか!?ん?」
 
そう言って鎖の先の腕を引き戻し、掌をグーパーする。
 
「このバルナバ様はなあ!俺自身が魔導機械で作られた人造人間なのさあ!恐れ入ったか!フンガーッハッハッハッハッハ!」
 
「じ・・・人造・・・・?」
 
「わかんなくていいぜ、アナクロ野郎」
 
言って地面に倒れたゼザに回転のこぎりを突きつけ口元をゆがめた。
 
「どうせミンチになるんだからな・・・」
 
「クウェエエエエエエエエエエエエエエエエッ!」
 
そのとき背後から飛び出した一羽の影。
 
バルナバの動きは間に合わない。
 
一本の槍と化したチョコボの後ろからの一蹴りがバルナバの首をボールのように蹴り飛ばした。
 
空中を舞うバルナバの首が悲鳴を上げて慌てる。
 
「だあああああああああああっ、待て待て待て待て待て待て待てええええっ!」
 
動きを止めた魔導アーマーののこぎりの下から体を転がして脱出するゼザはサーベルの柄に手を掛けた。
 
「人造人間だかなんだか知らんがな!」
 
「ひ・・・・!」
 
銀光一閃。
 
バルナバの首がゼザのサーベルに真っ二つに切り裂かれた。
 
呆然とした表情のまま左右に分かれたバルナバの顔がゴトン、と音を立てて地面に落ちた。
 
その切り口からはちかちかと点滅する機械の群れが覗く。
 
機械王国フィガロの騎士であるゼザすら背筋に走る冷たいものを感じた。
 
これは、機械の限度を超えたものだ、最悪な形で。
 
「帝国は、一体・・・」
 
そう呟きながら、サーゲイトの背に飛び乗る。
 
とにかく今は一刻も早くサウスフィガロへ戻り、戦わなければならない。
 
ゼザは声高に怒鳴った。
 
「1番隊私に続け!他の者たちは魔導アーマーを足止めしつつ後退せよ!平地で戦うな!森や砂地に誘い込め!」
 
前屈姿勢で走り出したサーゲイトの周りに周囲から騎士たちの数名が魔導アーマーを振りきり集まってきた。
 
『砂漠狼』の中でもゼザ直属の部下である一番隊、総勢10名と少ないが皆腕に覚えのある精鋭中の精鋭達である。
 
「団長!」
 
「むっ!イレースとシェイラはどうした!」
 
「・・・お見事な最後でありました!」
 
「・・・・ううううううううううううむっ!」
 
ゼザは唇をかみ締めるとサーゲイトのわき腹をさらに強く蹴り上げた。
 
「急ぐぞサーゲイト!」
 
9頭のチョコボがサウスフィガロへと続く街道を一目散に駆けていく。
 
と。
 
その前に、人影一つが立ちふさがった。
 
「ひっひひひ・・・急ぐってどこへかな?」
 
女である。
 
丈の長い白衣を着、銀縁メガネをかけた、美女だ。
 
だがその美しい顔を分断するかのように入った亀裂、それを縫いつけた糸はいたいたしいを通り越して不気味ですらある。
 
メガネの中で光る瞳は厭らしく歪み、口元には人のことを小ばかにしたような笑みを浮かべている。
 
「どっこへっかなー♪」
 
「なんだこの女は・・・・」
 
「構うな!今はそんな場合ではない!」
 
女を避けて疾走するチョコボたち、女はすれ違いながら眼球だけを動かしてそれを見て。
 
にいたああと笑った。
 
 
「それは、ねえ・・・・」
 
 
白衣の中で、ボタンを押す。
 
 
地鳴りが鳴り響く。
 
大地が裂ける。
 
「な、こ・・・これはっ!う、うわああああああああああああっ!」
 
思わず動きを止めた騎兵、それを地面から飛び出した巨大な金属の塊が。
 
ぐちゃり、と。
 
叩き潰した。
 
「ラスロ・・・ぐげっ!」
 
振り回された金属の塊、いや、銀色のクローのついた巨大な腕が騎兵団を薙ぎ払った。
 
 
ゼザは地割れに脚を取られたサーゲイトから振り落とされ。
 
それを見て、百戦錬磨の戦士である彼としてはあるまじき、いやありえない事だが。
 
呆然とし。
 
そして、恐怖し。
 
そして。
 
絶望、してしまった。
 
 
「馬鹿な・・・・」
 
地面の中から現れた巨大な紺色の機械。
 
蒸気を吹き上げ。
 
そこここで回る凶暴な歯車が音を立てる。
 
そしてその正面で光る赤い瞳がゼザを見下ろした。
 
その瞳の上で、白衣をはためかせた女がにたにたと笑っている。

4-5.jpg

 
「お前らが急いでいかなくちゃならないのはぁ・・・・」
 
そう楽しげに言って親指を下に向ける。
 
 
「地獄だよ~ん♪」
 
 
 
振り下ろされた巨大な腕に偉大な騎士は。
 
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
 
プチリと。
 
何の感傷も無く生ゴミに変わった。
 
「クエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!」
 
サーゲイトが悲鳴を上げる。
 
だが轟音を立てているディグアーマーを見て身を震わせると、彼はそのまま一目散に逃げ出した。
  
女の甲高い笑い声だけが周囲に鳴り響く。
 
「バルナバはだらしが無いな!このルゲイエ様が来なければあの女に何を言われていた事か!ひひひっ、まあいい!」
 
ぎょろん、と目玉を動かして巨大な魔導アーマー、『ディグアーマー』の上で足を踏み鳴らした。
 
「『ディグアーマー』発進!出来るだけ生かして捕まえろ!大事な実験材料だひーーーーっひひひひひっ!」
 
 
ガストラ帝国の科学的発展の立役者である魔導機械の権威シド・デル・ノルテ・マルゲス、古代魔導学発展のため尽力する考古学者ウネ=メルモンドと並び機械工学・生命工学界最高の頭脳を持つといわれる、帝国の技術を支える頭脳の一人。
 
彼女の名はルゲイエ=バブイール、自ら戦場に出陣し捕らえた捕虜に人体実験をくり返すマッドサイエンティストである。
 
 
続く
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テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学


















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