【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第四部 城下町サウスフィガロ シーン11  ルゲイエ思いつく ~the plot~
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サウスフィガロの中央広場の一角に北の屋敷と呼ばれる屋敷がある。
 
かつてフィガロ城が潜行実験の失敗で大破したとき、仮の王室が置かれたその家である。
 
王宮と言うにはあまりに小さいが、それでも豪邸には違いない、そのため現在ではサウスフィガロで行われている貿易の総本であり町長でもある男の住居となっていた。
  
 
帝国兵達が北の屋敷の中から荷物を放り出していた。
 
年代物の箪笥や壷が玄関先に山を作る。
 
「話がちがうっ!」
 
荷物と一緒に放り出された美しい青年がそう悲鳴を上げ、帝国兵にすがり付いた。
 
「私たちの生活の保障はしてくれると言うからあなた方に情報を・・・」
 
「そんな事をここで言うと貴方のためになりませんよ?」
 
帝国兵が周囲を見回してから優しくそう言って青年の肩に手をかけた。
 
「それにもちろんあなた方の生活は保障させていただきます、なにすぐ中に入れるようになれますよ、すこし内装を換えさせてはいただきますがね」
 
「い、一体何を・・・」
 
「この北の屋敷はこれより我々帝国軍が徴発いたします、暫くは騒がしいかもしれませんがご容赦ください」
 
「ば・・・馬鹿な・・・馬鹿な・・・・僕の、僕らの屋敷だぞ・・・」
 
「いいえ、ご主人、もう、今は貴方のものではありません」
 
帝国兵はそう言ってにやあっと笑った。
 
「もう、ここは、我々の領地なのです」
 
 
さて同じく、サウスフィガロ、宿屋・漣亭である。
 
その一室を仮の執務室としていたセリスは一人の女と相対していた。
 
「判らない事をおっしゃいますな、ルゲイエ殿」
 
セリスはそう言って目の前のつぎはぎ女を静かに睨んだ。
 
「住民、それも子供を何人か見繕えとは・・・どういう意味です」
 
「ひっひ、何か問題があるのかしら?」
 
ルゲイエはセリスの座る机の前に立ちながら首をかしげた。
 
「私の研究には、出来るだけ若い、いや幼い子供が適しているのよ、貴女だって知ってるでしょう?」
 
セリスが厳しい表情で立ち上がり、机に拳を叩きつけた。
 
「ふざけるなっ!人体実験の材料に子供を使おうというのか!」
 
「ひ、ひひひひひ、怒っちゃいやん、ひひひひひひひひひひひっ」
 
癇に障る笑い声を上げてルゲイエ二つの瞳をぎょろつかせてセリスの顔を覗き込んだ。
 
「貴女だって子供のときに改造を受けたんだから、子供の方が魔導に良くなじむのは良く知ってるでしょ?」
 
「だからと言ってそんな事を許すわけにはいかん!」
 
セリス鬼の形相でルゲイエを睨み付ける。
 
「もし無理を通そうというのなら、私にも考えがありますぞ、ルゲイエ博士!」
 
ルゲイエはつまらなそうな顔でセリスを見て。
 
「いい子ちゃん」
 
と呟いた。
 
「何だと!!」
 
怒気で顔を真っ赤にするセリスを見てルゲイエはひひひひひとさらに笑った。
 
笑いながら立ち上がり大仰に両手を振った。
 
「ひひ、ひひひっ、失礼失礼っ、ひひひひひっ、一介の研究員である私が将軍閣下に言う事じゃなかった、怒って首を切ったりしないでくださいな、ひひひっ、了解了解、ノープロブレム、勝手な真似はいたしません、身命に、神に、ああ、ついでに皇帝陛下にも誓って、絶対」
 
そう言ってルゲイエは白衣を翻してドアの前に立ってセリスをにこやかに振り返った。
 
「じゃあね」
 
セリスは怒りに顔を引きつらせながらその背中を見送った。
 
 
「ルゲイエタマー」
 
てけてけてけ、とたまねぎ頭の子供の姿をしたロボットがややギクシャクした動きで現れた。
 
子供の姿をしてはいるが頭にはたまねぎ頭を保護する鉄兜、サイズは小さいが立派な剣に盾を持っている。
 
機械人形・オニオンである。
 
ルゲイエはぎょろりとそのオニオンを睨んだ、セリスの部屋を出たときとは打って変わっての仏頂面である。
 
「・・・リーク、バルナバの様子は?」
 
「だいじょーぶタマ、スプリングとスカリオがディグアーマーの整備と一緒に修理つづけてるタマ」
 
「そう・・・・」
 
ルゲイエはそう言って苦々しい表情で舌打ちをした。
 
「あの馬鹿がしくじらなければあの女に、もっと強い物言いも出来たものを・・・」
 
「セリス将軍の事タマか?」
 
「くそっ、くそっ、くそっ、シドと皇帝陛下の肝いりでなければあんな奴っ!」
 
「ルゲイエタマ、あんまり怒るとまた血圧が・・・」
 
ぶつぶつ愚痴を言いながら壁をガンガンと蹴るルゲイエ、リークと呼ばれたオニオンは困った顔をしながらおろおろとその周りを歩くばかりである。
 
「なんとかあの女をぎゃふんという目に・・・・」
 
ルゲイエはそういいながら背後のソファーに背中を預けてさらにぶつぶつ呟き。
 
「・・・・・・・あ」
 
と声を上げた。
 
「ルゲイエタマ?」
 
「ひ・・・・ひっ、ひひひひひひひひひひひひひひっ!」
 
ルゲイエは顔をゆがめて暗く笑うと立ち上がった。
 
「・・・・・どうしたタマか?」
 
「ひひひひひひ・・・・」
 
そう笑って腰に手を当てるとにたっと、厭らしい笑みを浮かべた。
 
「・・・いーーーーーーーーい事考えたわ、ひーーーーーーーーっひひひひひひいっ!」
 
怪訝な顔をするオニオンの前でルゲイエは暫く笑い続け、そして。
 
「リーク、あんたの出番よ」
 
と言ってリークを指差した。
 
リークは自分を指差して。
 
「タマ?」
 
と、首をかしげた。
 
 
続く
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テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学


















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