【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第四部 城下町サウスフィガロ シーン13 逆襲の街角~ever-victorious generals~
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「このっ!」

ダガーの肩に担がれたウィップがそのまま背後から追ってくるヘビーアーマーをヨイチで撃つ。

ヘビーアーマーはそんなもの意に介さないかのように二人を追ってくる。

街路樹を踏み潰しながら進んでくる鋼鉄の鬼人にダガーは悲鳴を上げた。

「どうして俺たちを追っかけてくるんだああああああっ!」

「それは多分僕があいつをふっ飛ばしちゃったからかな・・・」

「よし判った!お前をおいていこう!骨は拾ってやる!」

「じゃあ、僕はその前にダガー兄ちゃんを撃つ」

無表情にいうウィップの言葉と背中に当たるヨイチの感触にダガーは大きく頷いた。

「判った!皆で幸せになろう!」

ダガーはそう言って建物と建物の間の狭い路地裏を直角に曲がった。

「だははははははっ!どうだ見ろ!こんな狭いとこなら入ってこれねえだろうがっ!」

「・・・・あ、不味いと思うな」

「ん?なにがだ・・・・」

ダガーが立ち止まって振り返る。

路地裏の前で立ち止まったヘビーアーマーは魔導キャノンの口を開いていた。

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

二人は顔を見合わせ。

ダガーは一気に振り返って一本道の路地を出口に向って全速力で走り出した。

「ああ、僕まだ女の子と付き合ったこともないのに・・・」

「ひえええええええええええっ!助けてええええええええっ!セリスしょうぐうううううううううううううううんっ!」

4-8.jpg



ダガーが半泣きで悲鳴を上げ、ヘビーアーマーの魔導キャノンから赤い閃光がはなたれるのはほぼ同時であった。

横合いからの強烈な一撃にヘビーアーマーの体が大きくよろめき、赤い閃光は天に向って伸び上がる。

「ぐ、う・・・・・かってえ・・・・・っ!」

アックスは地面に着地し、わんわんと震えるグレイトアクスを支えながら反動に耐え、その場に踏ん張った。

「軍曹殿!」

集まってきた帝国兵がオートボウガンや剣を持ってアックスの周りに集まるがアックスはそれを手で制した。

「離れてろお前ら、俺のグレイトアクスじゃなきゃ武器の方がいかれちまう、流石はガストニュウムってわけか・・・」

よろめいたヘビーアーマーがぎりぎりと音を立てながらアックスに向き直る、アックスは冷や汗をかきながらもにやりと笑ってグレイトアクスを再び構えた。

「ダガー!ウィップ!無事か!」

「アックスの旦那!今はあんたが天使様に見える!」

ダガーがそう叫んで万歳をする、ウィップは表情を引き締めた。

「気をつけてください!そいつすごい出力だ!魔導アーマーでもなければまともに相手なんか出来ません!」

ヘビーアーマーの巨大な鉤爪がアックスに向けて振り下ろされる。

「ぬえええええええええええええええええい、りゃあっ!」

アックスはそれを気声と共にグレイトアクスではじき返すと、そのままがら空きになった足の関節を横凪になぎ払った。

ヘビーアーマーはじりっと背後にさがって呼吸を整えるように間をおいた。

「・・・相手してるぜ」

「ふん、俺はこういう戦い方しか出来ないんでな」

アックスはそう言ってグレイトアクスを肩に担ぎ、片手をちょいちょいと動かして挑発する。

「来い」

ヘビーアーマーはそれを見て再び地面を蹴った、それだけで地面がゆれ、石畳が粉々に砕けていく。

振り回される鉤爪をアックスはグレイトアクスをグルグル回転させながらはじき、自らもステップを踏むようにして後退する。

ヘビーアーマーが大きく爪を振りかぶり、一撃を繰り出そうとしたその時、その目の前におびただしいゴミがぶちまけられた。

『!』

「ざまあっ!旦那!やっちまえっ!」

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

ダガーがゴミ箱を放り出しながら叫ぶ、咆哮を上げ、視界を奪われて一瞬動きを止めたヘビーアーマーの右腕間接をアックスの渾身の一撃が叩き壊した。

帝国兵や周囲の住人たちの間で歓声が巻き起こった。

だが。

ヘビーアーマーはそのまま胴体部だけ反転、肩の発射口から魔導ミサイルを打ち出す。

「ぐっ!」

アックスの足元に直撃した魔導ミサイルから爆炎と爆風が巻き起こった。

「旦那!」

「アックスさん!」

二人が叫んで駆け出す、が、そのとき。

「馬鹿者!」

突然の怒鳴り声に、二人が動きを止めた。

「引っ込んでいろ、お前たちの武器では、こいつに毛ほどの傷も付けられん」

砂煙が落ち着いてくると共に現れたそのシルエットに二人は目を輝かせた。

『将軍!』

白いマントを羽織り、薄緑色の防刃スーツを着込んだ金髪の美女、セリス・セーレがアックスの目前でミスリルシールドを構えて立っていた。

「うかつだぞ、アックス、私が遅ければ粉々になっていたところだ」

そう言ってミスリルシールドを放り出してアックスを片目で睨む。

アックスは首をすくめて頭を掻いた。

「面目ありません・・・」

「まあいい、援護しろ、私がやる」

セリスはそう言って腰からバスタードソードを抜く。

アックスがあわてて首を振った。

「い、いやいやっ!将軍止めてください!危険です!」

「ヘビーアーマーは試験段階の新兵器だぞ、お前が腕を切り落とした事も本来なら厳罰物だ、無傷で捕らえねばならん」

砂煙の中から姿を現すヘビーアーマー、セリスはそれを見て眉間に皺を寄せる。

「エンジンを止めれば魔導アーマーはただの鉄の塊だ、そこを捕らえる」

「む、ぐ・・・ならば、私が」

「魔導エンジンが爆発するときのエネルギーを知らないわけではないだろうな、アックス?町を焼け野原にするつもりか、お前はいつも通り」

セリスは言ってバスタードソードを横に払い、構えた。


「黙って私について来い」


そう言ってマントを翻してヘビーアーマーへとゆっくりと歩を進めるセリスの背中を見て、アックスは胸を熱くしながら、それでも仕方なさそうにグレイトアクスを肩に担いだ。

「了解です」

「くるぞ!」

ヘビーアーマーが突進してくる、セリスとアックスはそれを左右に分かれて避ける。

「『ブリザド』!」

詠唱をすっ飛ばしてセリスのブリザドが発動する、ヘビーアーマーの片足の関節が凍りつきバランスを崩してよろめいた所をアックスの渾身の力をこめたグレイトアクスがその胴をなぎ払ってヘビーアーマーに尻餅をつかせた。

アックスに向けて魔導キャノンの口が開くのを見て取ったセリスがつづけてブリザドを発動させる。

魔導キャノンの発射口が凍りつき、その隙にアックスはグレイトアクスをふたたび振りかぶった。

ヘビーアーマーの左側からグレイトアクスを振り下ろす、それをヘビーアーマーは巨大な腕で受け止めた。

「掛かったな・・・」

アックスがそう呟いてにやりと笑い、グレイトアクスで力いっぱいヘビーアーマーを押さえ込んだ。

動きを封じられたヘビーアーマーの背後に、セリスが食らい付く。

一気にその背後の動力部までよじ登るセリス、ヘビーアーマーは体を反転させてアックスを吹っ飛ばすとセリスを引き剥がそうと暴れるが、セリスはそのままの体制でバスタードソードの切っ先をヘビーアーマーの背中、魔導エンジンの直上に翳した。

「魔の理を背負いし物よ、刃を巡りて、我が元へ集え・・・・・っ!」

セリスの持つバスタードソード、その銀刃が光を放つ。

セリスの鳶色の瞳が一瞬強烈な光を帯びる。


「魔封剣!」


セリスはそのまま刃を勢い良くエンジンにめり込ませる、エンジンから刃を伝って鮮緑の光がセリスを包み込んだ。

「魔封剣!そうか、魔導アーマーのエンジンは魔力で動いてるから・・・」

「魔力を抜いちまえば動けねえ!」

断末魔の唸り声のような声を上げエンジンが急激に活動を停止する、ヘビーアーマーはそのまま地面に倒れこんだ。

身を翻して着地したセリスは前髪を掻き揚げてバスタードソードを腰の鞘に仕舞った。

ダガーとウィップが同時にガッツポーズをする、回りの帝国兵や住民たちからも拍手が巻き起こった。

セリスはそれを尻目にひっくり返っていたアックスに視線を向けた。

「アックス、生きてるか?」

「は、なんとか」

アックスが埃にまみれて巨体を起こした。

「なかなかいい動きだったぞ」

「二度とやりたくはありませんがね」

セリスとアックスはそう言い合ってにやりと笑みを交わす。

「ひひひ・・・お見事お見事」

呆然と静まり返る住民の間から一人、まばらな拍手を送りながら。

ルゲイエが姿を現した。


続く
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テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学


















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