【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第一部『炭鉱都市ナルシェ』 シーン2 炭鉱の狂戦士~Death to dance to a pretty dance~Ⅰ
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ナルシェは、白い霧、否、蒸気に包まれていた。

町のそこかしこに蒸気を吐き出す巨大なストーブが設置されている、この蒸気が、年間を通してこの町を、雪と冷気から守っているのだ。

「・・・見えたか?」

顔に傷がある男が傍らで双眼鏡を覗き込んでいる男に尋ねる。

「ああ、帝国の魔導アーマーだ、間違いない」

男が双眼鏡から目を話して肯いた。

「召集を・・・」

「・・・あれを使おう」

一際、背の高い、大柄な男が静かに、厳しい表情で言った。

「あれって・・・ユミールをですか!?」

双眼鏡の男が悲鳴のような声を上げた。

「し、しかし、奴は・・・」

「いいから奴を出せ、この国で奴等の好きにはさせられん」

そう言ってリーダー格らしい男は歯軋りをした。

「どんなことをしてもだ」



笛の音が聞こえる。

ナルシェのガードたちの連絡方法である。

魔導アーマーは強力だが大きく、目立つ、どうやら気づかれてしまったらしい。

ウェッジは舌打ちした。

「見つかっちまったな」

「この娘を先頭に突っ込む、雑魚に構うな、行くぞ!」

石畳の炭鉱への道を魔導アーマーが踏み砕きながら歩く。

その目の前にナルシェのガードたちが立ちふさがった。



ナルシェはもともと炭鉱が元になって出来た古い都で住人たちの結束は固い、ガードたちはそんなナルシェの治安を守る傭兵団の総称で訓練を受け、特殊な繊維で作られたマントに身を包んだ一流の戦士たちである。

「出てきたな有象無象ども!」

ウェッジがにたりと笑った。

ガードたちが魔導アーマーの威圧感に少し退く。

「帝国の魔導アーマー!とうとうこのナルシェまで・・・」

「怯むな!乗っている奴を引き摺り下ろせばただのガラクタだ!」

リーダーらしき男が後ろに向けて怒鳴る。

「シルバリオを放せ!!」

白銀の毛並みをそばだてた狼犬シルバリオの首についていた首輪が外れた。

ウォンウォン!と吠えながらそのまま先頭にいた娘に飛び掛る。

『岩砕き・骸崩す・地に潜む者たち・集いて赤き炎となれ』

娘は虚ろな瞳でシルバリオたちが飛び掛るのをそう呟きながら見つめていたが牙が届こうか、という距離で右腕をすっ、と翳した。

『ファイア』

ヴァオっ。

と音を立ててシルバリオたちの体が燃え上がり魔導アーマーの足元に消し炭になって落ちた。

ガードたちも、ビッグスとウェッジの二人も一瞬声をなくした。

「あれが魔法・・・」

「このまま突っ切るぞ!『ファイヤービーム』!」

ビッグスの魔道アーマーが火炎の咆哮を上げる、射線上にいたガードたちが悲鳴を上げて燃え尽きる。

「おらおらぁっ、くたばれえっ」

「ぎゃああっ!」

ウェッジが飛び掛ってくるシルバリオを細身の剣で切り払い、魔道アーマーを突進させてガードたちを踏み潰す。

「なんて力だ!」

「リーダー!このままでは全滅です!」

リーダーらしき男がぎりりとターバンの中で歯軋りをしてマントを翻し怒鳴った。

「一時撤退する!」

「させるかああっ」

たちまち蜘蛛の子を散らすように逃げ出すガードたちにウェッジが追いすがろうとするがそれをビッグスが止める。

「やめろ!深追いするな!」

ウェッジが舌打ちしてその場に止まる。

「・・・魔道アーマーでも狭い場所に連れ込まれて囲まれたら一溜まりもないぞ、単独行動は避けろ」

「わあってるよ」

その時、街を取り囲む断崖から何かの雄たけびが聞こえてきた。

ウェッジとビッグスが驚いて上を見上げると、そこには灰色の毛皮の巨獣が赤い目でこちらを睨んでいた。

次の瞬間、それは鋭い爪のついた脚で断崖を蹴り、3人の目の前に着地して雄たけびを上げた。


続く
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