【META NAME="GOOGLEBOT" CONTENT="NOINDEX, NOFOLLOW"】 【META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE,NOINDEX,NOFOLLOW"】 FINAL FANTASY Ⅵ -IF- 第一部『炭鉱都市ナルシェ』 シーン3 炭鉱の狂戦士 ~Death to dance to a pretty dance~ Ⅲ
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誤字報告・空色チェイサーさん。
ありがとうございました。


3人は炭鉱の入り口まで来て足を止めた。

「ここか?」

頭に包帯を巻いたビッグスが言った。

「情報によれば、新たに掘った炭鉱から氷漬けの幻獣が出てきたらしいが?」

「なんにせよ、雪があたらねぇならなんでも良いよ、このままじゃ凍えちまう」

そう言って炭鉱の中に入るウェッジ、ビッグスと娘もそれに続く。

「外よりゃまし、か?」

そう言って被ったメットから雪を落として、息をつく。

「気を抜くなよ、ガードの連中が諦めたとは思えない」

「ビッグスは心配性だなあ、魔導アーマーとその娘さえあれば問題ないさ」

そう言ってウェッジが目を凝らす。

壁に設置された松明の淡い灯が奥にある大仰な柵を浮かび上がらせていた。

「慌てて封じ込めた、という感じだな」

「はっ、無駄なことを、どいてろ俺がやる」

ウェッジは一笑して前に進み出ると魔導アーマーの足で柵を蹴り倒した、あっけなく柵は潰れてしまった。

「ふん・・・ん!?」

ぬらり・・・。

柵の奥で何かが動く、そこにガードが一人立っていた。

「まだいやがったのか!」

ガードがにやっと笑って指を鳴らした。

「帝国の犬共に幻獣は渡さん!行けっ!ユミール!」

闇の中で何かがうごめき、ウェッジは慌てて後ろに下がった。

「ウェッジ!」

ウェッジが慌てて後ろに下がる、そこには魔導アーマーの優に二倍はあろうかという棘のついた紫色の殻を引きずったカタツムリがいた。

口にあたる部分はざわざわといやらしく蠢き、ぬめぬめとした粘液に包まれた体がぶきみに光る、小さな緑色の瞳が凶暴に光っていた。

「ギョオオォオオォオオォ」

咆哮をあげるカタツムリ。

「な、なんだこいつは!」

ウェッジがあまりの不気味な姿に思わず仰け反る。

「・・・?どこかで見たことが・・・」

ビッグスが頭を捻る。

「ギョッロロロロロロロォ!」

ユミールがカタツムリにあるまじき俊敏さで襲い掛かってきた。

「なんでもいいだろ!カタツムリの分際で偉そうにっ始末してやる!」

ウェッジは唇をぺろりとなめて手元のレバーを引いた。

「くたばれ化け物!」

魔導アーマーから赤白い光の束が走りユミールと呼ばれたカタツムリを貫いた。

雷の力を機械的に収束して打ち出す、サンダービームである。

ウェッジがガッツポーズをする。

「どうだ!」

ユミールはギュウオオオと低い悲鳴をあげた、傍らのガードがにやりと微笑む。

「ギュオオオオオッ!」

ユミールの前の空間が放電したかと思うと、ウェッジの乗った魔導アーマーが強烈な電撃を浴びて吹き飛んだ。

「うわああああっ!」

「思い出したぞ!」

ビッグスがそれを見て手を叩いた。

「電気を殻に蓄える化け物の事を聞いたことがある!こいつはそれだ!サンダービームは撃つな!」

「おせえぞ!馬鹿!」

ウェッジは何とか魔導アーマーを立たせて怒鳴った。

「おい!お前!さっきみたいに魔法で何とかしろよ!」

「・・・」

娘は無言で肯く。

魔導アーマーの胸部が開き、中のミサイルが顔を出した。

音を立てて小さなミサイルが飛び出す、ユミールは緑色の瞳を見開き悲鳴にも似た声を立てた、瞬間激しい電撃が走りミサイルを打ち落とす。

ミサイルの爆炎が周囲を明るく照らす、思わずビッグスたちも目をふさいだ。

それにまぎれて魔導アーマーから娘が舞うように飛び出す、そしてユミールの甲羅から伸びたぬたぬたとした粘液が覆う肌に飛びつき、それに腰に携えていたバスタードソードを突き刺した。

『ギヨオオオオオオオオオオオオオオオっ』

ユミールは娘の身体に小さな歯が無数についた口で食らいつこうと体を仰け反らせる。

娘は眉一つ動かさずそのおぞましい口の中に腕を突っ込んだ。

『ファイア』

次の瞬間ユミールの頭部が炎に包まれた。

真っ赤に炎を上げながら苦し紛れに暴れるユミールの口から手を引き抜き、後ろに居たガードに向かって腰についていたダガーを投げた。

ダガーは、呆然としているガードの胸板を貫く、小さく悲鳴をあげてガードは地面に倒れこんだ。

「『清らかなる生命の風よ・失いし力とならん』」

そう唱えて娘の焼け爛れ血がこぼれる腕にもう一方の手を翳す。

「『ケアル』」

1-1.jpg



輝く風がまとわりついたかと思うと、傷口が塞がり消えてなくなった。

ウェッジはそれを見てほっとため息をついた。

「癒しの力か、すげえな魔法って」

「これで暫くガードたちも来ることはあるまい、さっさと仕事を終わらせよう」

ビッグスは暗い穴の奥を見る。

「このまま、何事も無ければ良いが・・・」
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